原題
Risk Factors for Progression and Toxic Effects After Preoperative Stereotactic Radiosurgery for Patients With Resected Brain Metastases.
背景:脳転移(BM)に対する術前定位放射線手術(SRS)は、術後SRSよりも利点があるかもしれないが、その有効性に関するデータは限られている。
方法:この研究では、BMのために術前SRSと切除術予定を受けた大規模な国際多施設コホートからの患者の転帰を分析した。患者は2005年から2021年の間に治療された。
結果:本研究は404人の患者を対象とした。空洞局所再発(LR)、髄膜疾患(MD)、および有害な放射線影響(ARE)の2年発生率は低かった。切除範囲および原発腫瘍の種類を含むいくつかの因子が、LR、MD、およびAREのリスクと関連していた。全生存期間中央値は17.2ヵ月であった。
結論:BMに対する術前SRSはLR、MD、AREの割合が低かった。これらの結果に影響する因子が同定された。術前と術後のSRSを比較する無作為化臨床試験でさらなる研究が進行中である。
Journal: JAMA Oncol (CiteScore 2022: 44.3)
DOI: 10.1001/jamaoncol.2023.1629
PMID: 37289451
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