原題
Impact of BMI in Patients With Early Hormone Receptor-Positive Breast Cancer Receiving Endocrine Therapy With or Without Palbociclib in the PALLAS Trial.
背景:本研究は、癌治療薬パルボシクリブの副作用プロファイル、治療遵守、および有効性に対するBMIの影響を調査することを目的とした。
方法:本研究では、世界的な無作為化PALLAS試験のデータを解析し、BMIに基づいて患者を分類した。好中球減少症の発生率、ならびにパルボシクリブの中止までの時間および侵襲的無病生存率(iDFS)を評価した。
結果:対象とした患者5,698名のうち、BMI高値は好中球減少症および治療中止率の低下と関連していた。しかし、いずれの体重カテゴリーにおいても、パルボシクリブを追加してもiDFSの有意な改善は認められなかった。
結論:BMIは副作用、治療中止、および相対的用量強度に有意な影響を及ぼす。癌の転帰に対するBMIの最終的な影響を明らかにするためには、さらなる長期追跡調査が必要である。
Journal: J Clin Oncol (CiteScore 2022: 39.6)
DOI: 10.1200/JCO.23.00126
PMID: 37556775
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