標準分割強度変調放射線療法で治療された局所進行非小細胞肺癌患者の放射線損傷の表現に及ぼす4次元コンピュータ断層撮影に基づく変形可能な線量蓄積の影響の定量化。

原題
Quantifying the Effect of 4-Dimensional Computed Tomography-Based Deformable Dose Accumulation on Representing Radiation Damage for Patients with Locally Advanced Non-Small Cell Lung Cancer Treated with Standard-Fractionated Intensity-Modulated Radiation Therapy.
背景:この研究は、標準分割強度変調放射線療法(IMRT)を受けている局所進行非小細胞肺癌患者における4次元コンピューター断層撮影(4 DCT)ベースの縦方向線量蓄積の効果を調査することを目的とした。
方法:無作為化臨床試験から67人の患者を後ろ向きに選択した。彼らの元のIMRT計画、計画と検証の4つのDCT、および治療後のフォローアップCTを治療計画システムにインポートした。2つの変形可能画像レジストレーションアルゴリズムを線量蓄積に用い、これらのアルゴリズムの精度を評価した。計画線量と累積線量を、臓器、領域、ボクセルレベルで異なるパラメータを用いて比較した。
結果:累積線量は、計画線量と比較して、肺線量および正常組織合併症確率(NTCP)のわずかな増加を示した。計画線量分布と累積線量分布の間の重複は0.01から0.93の範囲であった。ボクセルレベル線量対X線画像密度変化(IDC)モデルは、特にNTCPの差が大きい患者で、線量累積とともに改善した。
結論:線量蓄積は、特に有意な長期的反応を示す患者において、送達された線量をより正確に表す。
Journal: Int J Radiat Oncol Biol Phys (CiteScore 2022: 11)
DOI: 10.1016/j.ijrobp.2023.07.016
PMID: 37552151

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