ReIGNITE RTブースト:従来のMRI単独または制限スペクトル画像(RSI)の補助を用いた局所放射線療法ブーストのための前立腺腫瘍の輪郭形成における放射線腫瘍医の精度に関するプロスペクティブ国際研究。

原題
ReIGNITE RT Boost: A prospective, international study of radiation oncologists’ accuracy in contouring prostate tumors for focal radiotherapy boost on conventional MRI alone or with assistance of restriction spectrum imaging (RSI).
背景:本研究の目的は、放射線腫瘍医が従来のMRI検査で前立腺腫瘍を正確に同定できるかどうか、および拡散テンソル画像バイオマーカーであるRSIrsマップの使用がその精度を改善できるかどうかを明らかにすることであった。
方法:44名の放射線腫瘍医と2名の専門放射線科医が、RSIrsマップの有無にかかわらず従来のMRI検査を用いて、39名の患者症例の前立腺腫瘍の輪郭を描出した。参加者のボリュームの精度を、様々な指標を用いて専門家のボリュームと比較した。
結果:RSIrsマップを使用しない場合、参加者の91%が専門家が定義した標的病変を1つ以上見逃したのに対し、RSIrsマップでは30%であった。RSIrsマップを使用すると、すべての輪郭精度指標が約50%以上有意に改善された。
結論:放射線腫瘍医は、従来のMRI検査で目に見える前立腺腫瘍を正確に描出するのに苦労しているが、RSIrsマップを使用することで、これらの腫瘍を標的にして前立腺腫瘍をブーストすることができるようになる。
Journal: Int J Radiat Oncol Biol Phys
DOI: 10.1016/j.ijrobp.2023.07.004
PMID: 37453559

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