原題
Postoperative adjuvant radiotherapy for patients with upper tract urothelial carcinoma (UTUC) who underwent kidney-sparing surgery (KSS): a single-center study.
背景:本研究は腎保存手術(KSS)を受けた上部尿路上皮癌(UTUC)患者に対する術後補助放射線療法の有効性を評価することを目的とした。
方法:研究者らは、1998年10月から2017年5月までにKSSを受け、補助放射線療法を受けたUTUC患者31名の記録をレトロスペクティブにレビューした。統計解析はSPSS 23.0を用いて実施した。
結果:追跡期間中央値は58.4か月、局所再発期間中央値は59.0か月であった。全患者が重篤な副作用なしに放射線療法を完了した。推定5年および10年全生存率はそれぞれ64.0%および48.0%であった。単変量解析では、良好な全生存率および無病生存率に関連する因子が示された。遠位尿管癌患者の無再発生存率は良好であった。
結論:アジュバント放射線療法は腎保存手術を受けるUTUC患者に対して忍容性があり安全である。無再発生存率は遠位尿管癌患者の方が良好であった。年齢が全生存の唯一の有意な因子であることが明らかになった。
Journal: Radiat Oncol
DOI: 10.1186/s13014-023-02303-7
PMID: 37464353
Open Access
コメント