従来の精密検査で転移または限局性再発の所見が陰性または不明確な患者における軟部組織または骨肉腫の初期病期分類および再病期分類における[(18)F]FDG PET/CT:プロスペクティブ多施設登録の結果。

原題
[(18)F]FDG PET/CT in the Initial Staging and Restaging of Soft-Tissue or Bone Sarcoma in Patients with Negative or Equivocal Findings for Metastases or Limited Recurrence on Conventional Work-up: Results of a Prospective Multicenter Registry.
背景:この研究は,軟組織及び骨肉腫患者の病期,管理及び転帰に及ぼす[F]FDG PET/CTの影響を評価することを目的とした。
方法:プロスペクティブ多施設登録に304人の患者が登録された。適格基準には、肉腫患者の初期病期分類または再病期分類が含まれた。[F]FDG PET/CT上の局所再発または転移の存在が記録された。臨床管理および代謝腫瘍パラメータは、171人の患者の転帰データと相関していた。
結果:[F]FDG PET/CTは、あいまいな所見を有する患者の16.2%で転移を検出し、47.8%で転移を確認した。再病期診断患者の30.1%で局所再発を検出し、57.7%で遠隔転移を検出した。治療の意図および種類は、それぞれ症例の37.4%および32.8%で変更された。[F]FDG PET/CTでの転移は、無増悪生存期間および全生存期間の短縮と関連していた。
【結論】[F]FDG PET検査/CT検査は,従来の画像検査と比較して,治癒切除または救済治療が考慮される患者において,より多くの病変部位を検出することが多い。これは臨床管理に影響を及ぼし,転移が今回のである場合には転帰不良と関連する。
Journal: J Nucl Med
DOI: 10.2967/jnumed.122.265278
PMID: 37414444

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