術前補助療法を受けている高リスク前立腺がん患者における[(68)Ga]PSMA PET/CT反応と生化学的進行との関連。

原題
The Association Between [(68)Ga]PSMA PET/CT Response and Biochemical Progression in Patients with High-Risk Prostate Cancer Receiving Neoadjuvant Therapy.
背景:これまでの研究から、前立腺特異的膜抗原(PSMA)PET/CT反応は、術前補助療法に対する原発性前立腺癌(PCa)の病理学的反応を予測できることが示されている。本研究は、根治的前立腺摘除術(RP)前に術前補助療法を受けた高リスクPCa患者におけるPSMA PET/CTの変化と生化学的無増悪生存期間(bPFS)との関連を検討することを目的とした。
方法:RP前に術前補助療法を受けた75人の高リスクPCa患者を対象とした。彼らは術前補助療法の前後にPSMA PET/CTスキャンを受けた。単変量および多変量Cox回帰分析を実施して、bPFSの独立した予測因子を同定した。
結果:追跡期間中央値30か月で、患者の24%が生化学進行を経験した。多変量解析により、治療後のPSMA PET/CT SUVおよび病理学的反応がbPFSの独立した予測因子であることが明らかになった。
結論:PSMA PET/CT反応は、ネオアジュバント療法とRPを受けている高リスクPCa患者のbPFSを予測する独立した危険因子であり、ネオアジュバント療法への反応をモニタリングするツールとしての有用性を示している。
DOI: 10.2967/jnumed.122.265368
Journal: J Nucl Med
URL: https://doi.org/10.2967/jnumed.122.265368
PMID: 37474268

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