(223)Raで治療された転移性去勢抵抗性前立腺癌患者における疼痛の転帰:PARABO、前向き非介入研究。

原題
Pain Outcomes in Patients with Metastatic Castration-Resistant Prostate Cancer Treated with (223)Ra: PARABO, a Prospective, Noninterventional Study.
背景:Ra-223は骨転移を伴う転移性去勢抵抗性前立腺癌(mCRPC)に対して承認された治療薬である。ALSYMPCA試験では、Ra-223が生存率と生活の質を改善することが示された。この実臨床研究であるPARABOは、臨床現場でRa-223を投与されているmCRPC患者の疼痛と生活の質を評価することを目的とした。
方法:PARABOは、ドイツ全土で実施されたプロスペクティブ観察研究であった。主要エンドポイントは臨床的に意味のある疼痛反応であった。この研究には、Ra-223注射を受けた患者354人が含まれていた。
結果:ベースラインの疼痛スコアが1を超える患者の59%は、Ra-223治療で意味のある疼痛反応を示した。5~6回の注射を受けた患者では、疼痛反応率が高かった。転移性疾患の程度は疼痛反応に影響しなかった。
結論:Ra-223治療は、症候性骨転移を有するmCRPC患者、特に5~6回の注射を受けた患者の疼痛を軽減する。転移性疾患の程度は疼痛反応に影響しない。
DOI: 10.2967/jnumed.123.265557
Journal: J Nucl Med
URL: https://doi.org/10.2967/jnumed.123.265557
PMID: 37385670

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