原題
Management of the vertebrae as an organ at risk in paediatric radiotherapy clinical trials: initial QUARTET experience.
背景:
思春期前の患者では、椎骨への不均一な照射が成長の変形につながる可能性がある。本研究は、QUARTET関連試験における101例の小児症例の椎骨の描写と線量測定を評価することを目的とした。
方法:
同研究者らは症例をレビューし、既存のガイドラインに従って脊椎の描写の一貫性を評価した。また、一貫性のない描写が線量測定に及ぼす影響も評価した。
結果:
コンセンサスガイドラインが利用可能であったにもかかわらず、症例間で椎骨の描写に高度のばらつきが観察された。このばらつきは線量測定に影響を及ぼし、治療成績および将来の成長変形に影響を及ぼす可能性があった。
結論:
この研究は、小児患者における放射線治療中の椎骨描写の一貫性を改善する必要性を強調している。公表されたガイドラインを遵守することは、線量測定の精度を確保し、椎骨の不均一な照射に関連する将来の成長変形のリスクを最小限に抑えるために不可欠である。
DOI: 10.1016/j.radonc.2023.109810
Journal: Radiother Oncol
URL: https://doi.org/10.1016/j.radonc.2023.109810
PMID: 37468069
Open Access
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