ガストリン放出ペプチド受容体を過剰発現する進行固形癌患者を対象とした[(177)Lu]Lu-NeoBの第1相試験:予備的な安全性および線量測定の結果。

原題
Phase 1 Study of [(177)Lu]Lu-NeoB in Patients with Advanced Solid Tumors Overexpressing Gastrin-Releasing Peptide Receptor: Preliminary Safety and Dosimetry Results.
背景:GRPRは複数の腫瘍で過剰発現している。NeoBはGRPRに結合し、画像化のためにGaで、治療のためにLuで標識することができ(Lu-NeoB)、セラノスティックスを可能にする。

方法:NeoRay第1相ヒト初試験には、[Ga]Ga-NeoBで確認されたGRPR陽性の進行固形腫瘍患者17人が登録された。ベイズの最適間隔用量漸増試験では、Lu-NeoBを3サイクル以上(6週間以上の間隔)で投与した。主要評価項目:用量制限毒性、初回投与後の線量測定。

結果:患者は1.85 GBq(サイクル1)を受け、その後5.55、9.25、または11.1 GBqを受けた。11.1 GBqでは3人の患者に4件のDLTが発生したが、それより低い用量では発生しなかった。17例中4例(23.5%)にグレード3以上の治療関連AEが認められた。平均吸収線量:腎臓0.10、膵臓0.055、赤色骨髄0.018 Gy/GBq。

結論:MTDと第2相推奨用量:9.25 GBq. Lu-NeoBは許容可能な安全性と好ましい臓器線量測定を示した。
Journal: J Nucl Med (CiteScore 2022: 12.9)
DOI: 10.2967/jnumed.125.270411
PMID: 41344852

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