腫瘍学における電子カルテを利用した症状サーベイランスおよび共同ケア介入(E2C2):クラスターランダム化、集団レベル、段階的ウェッジ、実用的な試験。

原題
Electronic health record-facilitated symptom surveillance and collaborative care intervention in oncology (E2C2): a cluster-randomised, population-level, stepped-wedge, pragmatic trial.
背景:共同ケアによるPROMサーベイランスは癌症状のコントロールを改善するが、資源集約的であり、EHRの促進は集団レベルのスケーリングを可能にする可能性がある。

方法:E2C2は、15のクリニッククラスターの実用的な段階的ウェッジクラスターランダム化試験であった。遠隔ePROMとEHRを併用した共同ケア(ECC)をePROMサーベイランスのみと比較した。がん治療を受けている成人が登録された(n=50,207)。SPPADE症状(0-10)は、全体および臨床的に実行可能なスコア(4以上)の主要評価項目であった。

結果:ECCはUCと比較してSPPADEの負担を軽減し、不安および抑うつ状態が有意に改善し、実行可能なスコアにベネフィットをもたらした。

結論:EHRにより促進されたサーベイランス+共同ケアはサーベイランス単独と比較して集団レベルの癌症状負荷をわずかに改善した。
Journal: Lancet Oncol (CiteScore 2022: 62)
DOI: 10.1016/S1470-2045(25)00526-1
PMID: 41344348

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