HPVワクチン1回接種の2回接種に対する非劣性。

原題
Noninferiority of One HPV Vaccine Dose to Two Doses.
背景:複数回のHPVワクチン接種は効果的であるが、十分に利用されておらず、1回の接種が非劣性であるかどうかは不明である。

方法:女子12-16名を、2価または非2価ワクチンの1回または2回の接種に1:1:1:1の割合で無作為に割り付けた。主要評価項目:12-60年6ヵ月以上持続する新規HPV16/18型感染。非劣性マージン1.25感染/100。ワクチン未接種調査と有効性を比較。

結果:20,330人が無作為化され、3,005人がワクチン未接種であった。1用量非劣性:二価率差-0.13/100(95%CI-0.45~0.15)、非二価率差0.21/100(95%CI-0.09~0.51)。有効性は全群で97%以上、安全性の懸念はない。

結論:二価または非二価ワクチンの単回投与はHPV16/18を防御し、2回投与に対して非劣性であった。
Journal: N Engl J Med (CiteScore 2022: 134.4)
DOI: 10.1056/NEJMoa2506765
PMID: 41337735

コメント

タイトルとURLをコピーしました