フォトンとプロトンの用量反応データを統合することで、食道癌における肺合併症モデルに基づく患者選択が変化する。

原題
Integrating photon with proton dose-response data alters a pulmonary complication model-based patient selection in esophageal cancer.
背景:ネオアジュバント化学放射線療法および食道切除術後の術後肺合併症(PPC)に対する肺線量反応を構築し,NTCPモデルに陽子線治療(PT)データを加えることを評価する。

方法:平均肺用量およびPPCを報告した研究のPubMedレビュー。PTデータの有無にかかわらずロジスティック/プロビットNTCPモデルを適合させ、40人の患者をシミュレートした;ΔNTCP≧10%の場合はPT紹介。

結果:16件の研究。PPCはPTで低かった(15.6%対30.7%)。リスクは肺線量とともに上昇した;XTモデルはより高い低用量リスクを予測した。組織学、外科的アプローチおよびpreRT FEV1は有意であった。XT+PTモデルはより大きなΔNTCP(16.3%対8.0%)を与え、患者40人中15人で紹介を変更した。

結論:PTデータを含めると、食道癌のNTCP予測とPT選択が変化する。
Journal: Radiother Oncol (CiteScore 2022: 10.5)
DOI: 10.1016/j.radonc.2025.111289
PMID: 41271175

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