パーキンソン病誘発性振戦に対する定位放射線治療-系統的レビュー。

原題
Stereotactic radiotherapy on Parkinson’s disease induced tremors – a systematic review.
背景:パーキンソン病振戦はしばしば薬剤に抵抗性であり、一部の患者は侵襲的深部脳刺激を受けることができない;定位放射線治療(SRT)は混合証拠を有する非侵襲的代替法である。

方法:PRISMAガイド下の系統的レビューにより、PD振戦に対する単回照射SRTを12ヶ月後のアウトカムとともに評価した6件の研究(n=193)が特定された。

結果:線量は85-165 Gy(一般的に130-140 Gy)の範囲であり、VIMは研究の半数で標的とした。振戦の改善は患者の71-100%に生じ、重症度は38-67%低下し、振戦の消失(3件の研究で報告された)は0-70%の範囲であった。薬剤の減量は6-75%に生じた。再発は3-24%、有害事象は患者7人(7%)、QoLの報告は一貫していない。

結論:SRTは実質的な振戦の減少と低い毒性を示すが、不均一な報告は結論を制限し、標準化されたプロトコルが必要である。
Journal: Radiother Oncol (CiteScore 2022: 10.5)
DOI: 10.1016/j.radonc.2025.111281
PMID: 41232780

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