原題
Intratumoral heterogeneity and immunotherapy resistance: clinical implications.
背景:チェックポイント阻害薬を用いた免疫治療は、印象的ではあるが不完全な臨床的成功を収めており、耐性を理解することが極めて重要である。腫瘍免疫共進化および腫瘍内不均一性(ITH)が耐性を促進する可能性がある。
方法:免疫圧下で進化する腫瘍内因性(「ハードウェア」)および腫瘍外因性(「ソフトウェア」)耐性に関する前臨床および臨床研究の記述的レビュー。
結果:耐性機構は先天性と後天性の間で重複しており、免疫駆動型選択は既存の遺伝的および後成的変異体を濃縮し、腫瘍内および転移全体でITHを生成する。ITHを臨床的に測定するための標準化された指標は、依然として限られている。
結論:ITHをバイオマーカーとして統合することは、進化する耐性を克服するために、調整された戦略、合理的な組み合わせ、新しい免疫調節標的、および養子細胞療法を導くことができる。
Journal: Ann Oncol (CiteScore 2022: 63)
DOI: 10.1016/j.annonc.2025.10.1239
PMID: 41203206

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