初回の前立腺特異的膜抗原PET/CT病期分類および前立腺特異的膜抗原標的生検が前立腺癌の治療法決定に及ぼす影響:第2相DEPROMP試験の結果。

原題
Impact of Initial Prostate-Specific Membrane Antigen PET/CT Staging and Prostate-Specific Membrane Antigen-Targeted Biopsy on Treatment Decisions in Prostate Cancer: Results from the Phase 2 DEPROMP Trial.
背景:Ga-PSMA-11 PET/CTは前立腺癌を病期分類するが、初期検出および局所療法の指針としての価値は不明である。

方法:標的生検+系統的生検の前にPSMA PET/CTおよびmpMRIを受けた生検および画像検査を受けていない男性230人を対象としたプロスペクティブ第2相試験。無作為化された評価チームは、mpMRI単独またはmpMRI+PSMAによる治療を計画した。

結果:137例の癌のうち、PSMA-PET検査/CT検査により34%で管理が変更され、主に局所変化:リンパ節切除16%、神経温存18%、照射野28%、全身エスカレーション1%であった。転移を標的とした治療は7%で実施された。変化は中等度(31%)と高リスク(30%)の疾患で同程度であった(一致κ=0.71)。PSA密度≧0.15およびDRE異常は変化を予測した。

結論:事前のPSMA PET/CTは、転移検出および局所病期分類を改善することにより、中/高リスク患者の約1/3で治療を変化させた。アウトカムへの影響については研究が必要である。
Journal: J Nucl Med (CiteScore 2022: 12.9)
DOI: 10.2967/jnumed.125.271344
PMID: 41198235

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