原題
Diagnostic Performance of [(18)F]PSMA-1007 PET/CT on Proven PSMA-Positive Hepatocellular Carcinoma: A Prospective Clinical Study.
背景:PSMAはいくつかの肝細胞癌(HCC)に発現しており、本研究では初期病期分類のために肝胆道排泄[F]PSMA 1007を評価した。
方法:[F]PSMA 1007 PET/低線量CTを受けた未治療で組織学的に確認されたPSMA陽性HCC患者10名の前向き研究。SUVおよび腫瘍対バックグラウンド比を測定し、PROMISE基準を適用した;PET/CTを造影CTおよびMRIと比較した。PSMA(IHCおよびPET)は無増悪生存期間と相関していた。
結果:7/10が高い取り込みを示し(PROMISE 2:n=4;3:n=3)、腫瘍対バックグラウンド比の中央値は2.7(IQR 2.65)であった。PETでは追加の遠隔転移は認められず、患者1人はPSMA陰性リンパ節を有していた。PSMAはPFSを予測しなかった。
結論:[F]PSMA 1007はほとんどのHCCで優れた病変コントラストを示し、PSMAを標的とした放射性リガンド療法の可能性を支持したが、この小規模コホートでは予後予測因子ではなかった。
Journal: J Nucl Med (CiteScore 2022: 12.9)
DOI: 10.2967/jnumed.125.270755
PMID: 41198240

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