上咽頭がんにおける放射線誘発側頭葉壊死を予測するための複合定量的構造磁気共鳴画像法に基づくリスクスコアリングモデル:新しいリスク層別化モデル。

原題
Composite quantitative structural magnetic resonance imaging-based risk scoring model for predicting radiation-induced temporal lobe necrosis in nasopharyngeal carcinoma: a novel risk stratification model.
背景:放射線療法後の放射線誘発側頭葉壊死(TLN)は鼻咽頭癌(NPC)の予後を悪化させる。TLNリスク層別化を改善するために、定量的MRIと臨床因子を組み合わせた早期スコアを開発した。

方法:RT前と6か月以内の3D-T1とDTIを439人のNPC患者(67人の壊死、811人の正常葉)で得た。Cox臨床モデルと複合モデルを構築し、複合構造MRIスコア(CSS)を導出した。ロジスティック用量反応モデルはTLN発生率を予測した。

結果:年齢,糖尿,TL量にMRI検査のバイオマーカーを加えると,Cindexは0.888(P=0.018)に上昇し,TLNリスクの上昇(ハザード比3.07, 95%信頼区間77-5-1.33, P<0.001)と5年耐容線量の50%低下(72.0 vs 75.2 Gy)が予測された。 結論:CSSは早期の構造的変化を捉え、臨床/線量測定データを用いて、個別化された管理のための正確なTLNリスク層別化を可能にする。 Journal: Radiat Oncol (CiteScore 2022: 6.6) DOI: 10.1186/s13014-025-02738-0
PMID: 41163010

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