原題
Radiobiological Modeling for Acute Proctitis after Conventional and Hypofractionated Radiotherapy for Prostate Cancer.
背景:急性直腸炎(AP)は骨盤放射線療法後によく見られ、中等度の寡分割と短い全治療時間で増加する可能性がある。本研究は、複合線量分割データを用いて、固定された4週間のTTに対するAPのNTCPモデルを開発することを目的とした。
方法:2つのプロスペクティブ研究(3つの分割レジメン)からの321人の前立腺ガン患者が4週目に症状を報告した。ロジスティックNTCPモデルでは、BEDでEUDを使用し、候補予測因子として糖尿とADTを使用した。EUD容積パラメータnとα/βをMLEにより推定し、ファウラーTT補正、後方除去、ブートストラップ法を適用した。
結果:AP率:20×3.0/3.1 Gy、20×2 Gy、12×3.4 Gyで66%、25%、24%。モデル_10 Gy:n=0.30、ADT OR=0.61、AUC=0.77。モデル_α/βはα/β≒17 Gyと推定した。TTを1週間延長するとNTCPは4-20%減少した。
結論:EUDおよびADTに基づくロバストなNTCPモデルは、従来の寡分割スケジュールおよび中等度のICUスケジュールの両方に適合し、α/β≈10 Gyの仮定を支持する。
Journal: Int J Radiat Oncol Biol Phys (CiteScore 2022: 11)
DOI: 10.1016/j.ijrobp.2025.10.002
PMID: 41138787

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