原題
The evolving landscape of leptomeningeal metastases from NSCLC: an international, contemporary, multicenter cohort study.
背景:軟髄膜転移(LMD)は予後不良の進行NSCLCの重篤な合併症である;理解は分子療法の時代には限られている。
方法:8施設にわたる国際レトロスペクティブ研究(2007-2024年);2,052人のNSCLC LMD患者を分子サブタイプ別に分析した。主要評価項目はLMD診断(LMOS)からの全生存期間とした。
結果:LMOS中央値は10.9ヵ月であり、同時代のコホートでは生存率の改善が示された。TKIは、実行可能な腫瘍のLMOSを改善した(HR 0.39)。CNS浸透性TKIはLMDを遅延させ、継続するとLMOSを延長させた(12.4ヵ月対6.0ヵ月)。IC Iは非実行可能な腫瘍に有益であった(HR 0.45)。
結論:LMDの上昇はNSCLCの生存期間の延長を反映しており、CNS浸透性TKIおよびICIは発症を遅らせ、LMOSを改善した。
Journal: Ann Oncol (CiteScore 2022: 63)
DOI: 10.1016/j.annonc.2025.09.140
PMID: 41125209

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