PTEN欠損転移性ホルモン感受性前立腺がんにおけるカピバセルチブとアビラテロンの併用:CapitElo-281第III相試験。

原題
Capivasertib plus abiraterone in PTEN-deficient metastatic hormone-sensitive prostate cancer: CAPItello-281 Phase III study.
背景:mHSPCにおけるPTEN欠損はPI3K/AKTを活性化し、ARを標的とした治療を損なう;カピバセルチブとアビラテロンによるPI3K/AKTとARの二重遮断は進行を遅らせる可能性がある。

方法:CAPItello-281は、PTEN欠損mHSPC患者をカピバセルチブまたはプラセボ+アビラテロン、プレドニゾンおよびADTに無作為に割り付けた。主要評価項目は治験責任医師が評価したrPFSとし、OSは重要な副次評価項目とし、事後のPTENカットオフ値を検討した。

結果:25.3%がPTEN欠損であった。カピバセルチブはrPFS中央値を33.2ヵ月対25.7ヵ月に改善した(HR 0.81、P=0.034)。OSに有意差はなかった(HR 0.90)。下痢、高血糖および発疹の頻度が高かった;AE関連死は7.2%対5.2%であった。

結論:カピバセルチブとアビラテロンの併用は、PTEN欠損mHSPCにおけるrPFSを延長し、予想された管理可能な毒性を示した。
Journal: Ann Oncol (CiteScore 2022: 63)
DOI: 10.1016/j.annonc.2025.10.004
PMID: 41120017

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