原題
FLASH radiotherapy using high-energy X-rays: validation of the Flash effect triggered by a compact device.
背景:この研究では、コンパクトな単一高エネルギーX線源(CHEXs)がフラッシュ効果を生じ得るか否か、及び送達中の2回の30秒間の休止がそれに影響するか否かを試験した。
方法:照射線量率とビームタイミングを測定した。雌C57BL/6JマウスおよびCT26/LLC腫瘍モデルに、偽、FLASH1(単回送達)、FLASH3(30秒間の休止を2回伴う3回の送達)、または全身、胸部、腹部、および皮膚にわたる従来の放射線療法を実施した。アウトカムには、生存、正常組織損傷、および腫瘍増殖が含まれた。
結果:CHEX線量率は244-388 Gy/sであった。FLASH1およびFLASH3はいずれも、全身、胸部および皮膚の正常組織毒性を低下させ、FLASH1は腹部に対して優れていた。腫瘍制御に群間差はなかった(P>0.05)。
結論:2回の30秒間の休止の有無にかかわらず、CHEXはFLASH効果を誘発し、3D原体照射に適している可能性がある。
Journal: Int J Radiat Oncol Biol Phys (CiteScore 2022: 11)
DOI: 10.1016/j.ijrobp.2025.09.069
PMID: 41093135
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