原題
Investigating the FLASH Effect in a Rat Brain Organotypic Model with a Novel High Energy Electron Beam.
背景:FLASH RTは腫瘍制御を維持しながら正常組織を温存する可能性があるが、脳における機序は不明である。高エネルギー電子ライナック(HIGS)と器官型ex vivo脳転移モデルを組み合わせた新しいプラットフォームを作成した。
方法:非常に高い瞬時線量率を維持しながら35 MeVビームの平均線量率を変化させるためにパルス間間隔を変化させ、フィルム線量測定を行い、脳スライス/乳癌共培養、ライブイメージング、サイトカインアッセイ、及び共焦点顕微鏡を用いてHIGS-FLASHを従来の20 MeV臨床電子と比較した。
結果:ピークIDRは<1 mmの標的で20.7±0.6 MGy/sに達した。HIGS-FLASHおよび従来のRTはいずれも同様に癌の増殖を抑制したが、HIGS-FLASHはTNFαおよびフラクタルカインを上昇させ、ミクログリアの活性化を誘導した。
結論:このプラットフォームは機械的なFLASH研究を可能にし、急性自然免疫活性化は脳におけるFLASH効果に寄与する可能性がある。
Journal: Int J Radiat Oncol Biol Phys (CiteScore 2022: 11)
DOI: 10.1016/j.ijrobp.2025.09.057
PMID: 41077309
コメント