無作為化第III相CheckMate 9 ER試験からの進行性腎細胞癌に対するニボルマブとカボザンチニブの最終解析。

原題
Final analysis of nivolumab plus cabozantinib for advanced renal cell carcinoma from the randomized phase III CheckMate 9ER trial.
背景:CheckMate 9 ERは、進行RCCの一次治療において、ニボルマブ+カボザンチニブ(NIVO+CABO)がスニチニブ(SUN)と比較してPFS、OSおよびORRを改善することを示した。ここでは、5.6年間の最終追跡調査について報告する。

方法:患者はNIVO+CABOまたはSUNに無作為に割り付けられ、一次エンドポイントはPFS、二次エンドポイントはOS、ORRおよび安全性であった。

結果:5.6年時点で、PFSはNIVO+CABOの方が良好であった(HR 0.58、中央値16.4対8.3ヵ月)。OSはNIVO+CABOの方が良好であった(HR 0.79、中央値46.5対35.5ヵ月)。ORR 55.7%対27.4%(CR 13.9%対4.6%)。治療に関連した全グレードのAE(グレード3-4)は97.5%(67.8%)対93.1%(55.0%)であった。

結論:長期有効性は持続し、安全性は一貫しており、NIVO+CABOが進行RCCの第一選択標準であることが再確認された。
Journal: Ann Oncol (CiteScore 2022: 63)
DOI: 10.1016/j.annonc.2025.09.006
PMID: 40998092

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