前立腺癌に罹患し、以前の根治的または術後放射線療法後に再発した患者における再照射。イタリアの放射線療法および臨床腫瘍学協会(AIRO)に代わって実施された国際登録ベースの研究。(RE-START)。

原題
Re-irradiation in patients affected by prostate cancer and relapsing after previous definitive or postoperative radiotherapy. An international registry based study on behalf of Italian association of radiotherapy and clinical oncology (AIRO). (RE-START).
背景:AIRO再照射群は,以前の決定的または術後RT後の局所前立腺癌再発に対する再照射の長期安全性を評価するために多施設登録を行った。

方法:RESTARTは、SBRTまたは小線源治療(5 Gy以上のEBRT分割照射)で治療された、EAUで定義された生化学的再発およびPET-CT/MRIでの肉眼的再発を有する患者を対象とした観察的縦断研究である。除外:リンパ節転移/遠隔転移、過去に重度のRT毒性、または追跡期間が6ヵ月未満。

結果:患者433名(5施設)。急性毒性なし率:GU 64.2%、GI 90.3%。治療に関連した死亡なし。晩期G2/G3 GU毒性:16.2%/4.8%。追跡期間中央値54ヵ月:生化学再発55.2%、領域/遠隔再発27.2%、死亡21.9%。

結論:再照射は実行可能で、安全で、有効であり、腫瘍学的転帰の改善と相関する因子が同定された。
Journal: Radiother Oncol (CiteScore 2022: 10.5)
DOI: 10.1016/j.radonc.2025.111138
PMID: 40953707