大きな脳転移に対する段階的ガンマナイフ放射線手術:局所制御および全身治療の影響。

原題
Staged Gamma Knife radiosurgery for large brain metastases: Local control and the influence of systemic treatment.
背景情報:
SGKRSでは、数週間の間隔をあけて2~3回の段階的ガンマナイフを実施するが、全身療法と併用した場合の頭蓋内への有益性は不明である。

方法:
最初の脳標的局所療法としてSGKRSで治療された患者295人のレトロスペクティブコホート。主要アウトカム:12ヵ月の局所制御;Cox回帰により予測因子が同定された。

結果:
12ヵ月局所制御率83%、全生存率39%。同時/補助全身療法(aHR 0.30、95%CI 0.15-0.61)およびより大きな分画間容積減少(aHR 0.99、95%CI 0.98-0.998)はコントロールを改善し、より大きな総治療量はコントロールを悪化させた(aHR 1.02、95%CI 1.01-1.04)。12ヵ月時点での症候性放射線壊死は26%であった。

結論:
SGKRSは高い局所制御をもたらし、全身療法によって増強されるが、生存率は依然として限られており、慎重な患者選択が不可欠である。
Journal: Radiother Oncol (CiteScore 2022: 10.5)
DOI: 10.1016/j.radonc.2025.111127
PMID: 40930277

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