原題
Influence of Non-Index Pain Before Radiation Therapy for Bone Metastases on Post-Treatment QOL: Analyses Based on a Prospective Observational Study of 26 Centers.
背景:骨転移に対する緩和的放射線療法後の疼痛反応は通常、指標となる疼痛に基づいており、指標とならない疼痛の影響は不明である。
方法:骨転移に対して放射線療法を受けている26施設の223人の患者のプロスペクティブ研究。QOL:EQ-5D-5L、QLQ-C15-PAL、QLQ-BM22。国際コンセンサスによる疼痛反応。
結果:非指標疼痛はベースライン時に44%で今回のであり、2ヶ月後の持続を予測した(OR 4.92)。ベースライン時の非指標疼痛は、2ヶ月後の疼痛反応のオッズを低下させ(OR 0.47)、QOL(有用性、全般的/QOL、身体機能)を悪化させ、全生存期間の短縮と関連していた(P=0.008)。
結論:ベースライン時の非指標疼痛は、疼痛反応の低下、QOLの悪化、および生存期間の短縮を予測する;試験では両方の疼痛タイプを評価すべきである。
Journal: Int J Radiat Oncol Biol Phys (CiteScore 2022: 11)
DOI: 10.1016/j.ijrobp.2025.07.1407
PMID: 40912506
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