腫瘍照射により誘導される免疫原性応答:DNA損傷誘導および修復ミスの影響。

原題
Tumor irradiation induced immunogenic response: the impact of DNA damage induction and misrepair.
背景:局所腫瘍照射は癌治療に不可欠であり、局所腫瘍制御と共に全身免疫応答を増強する。

方法:このレビューは、放射線療法と免疫活性化との関連におけるDNA損傷、特に二本鎖切断(DSB)の役割に関する最近の知見をまとめたものである。

結果:がん細胞におけるDNA修復不全は、腫瘍の適応と不安定性に寄与する一方で、新抗原の蓄積と免疫原性細胞の死を介して免疫認識を引き起こす可能性がある。

結論:放射線療法中にDNA修復経路を調節することは、特に免疫チェックポイント遮断と組み合わせた場合に抗腫瘍免疫を増強し、放射線腫瘍学および癌免疫療法における新しい治療戦略を提供する可能性がある。
Journal: Radiat Oncol (CiteScore 2022: 6.6)
DOI: 10.1186/s13014-025-02711-x
PMID: 40841665

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