原題
Is There a Role for Mifamurtide in Nonmetastatic High-Grade Osteosarcoma? Results From the Italian Sarcoma Group (ISG/OS-2) and Spanish Sarcoma Group (GEIS-33) Trials.
背景:局所骨肉腫患者の転帰は複雑であり、ミファムルチドの有効性については議論が続いている。本研究は、P糖蛋白質(Pgp)陽性腫瘍患者に焦点を当てたイタリアとスペインにおける2つの試験の結果を統合した。
方法:限局性高悪性度骨肉腫の40歳以下の適格患者は、MAP化学療法による術前治療を受けた。手術後、Pgp陽性患者には、組織学的反応に基づいて調整された化学療法とともにミファムルチドを投与した。
結果:398人の患者からの分析データは、5年イベントフリー生存率(EFS)と全生存率(OS)がそれぞれ65.2%と74.8%であることを明らかにした。ミファムルチドは化学療法単独と比較してEFSの改善を示した。
結論:高リスク非転移性骨肉腫において、ミファムルチドとテーラーメイド化学療法の併用は、Pgp発現により同定された患者に良好な結果をもたらした。
Journal: J Clin Oncol (CiteScore 2022: 39.6)
DOI: 10.1200/JCO-25-00210
PMID: 40825172
コメント