大細胞型B細胞リンパ腫における循環腫瘍DNAによる寛解の評価。

原題
Remission Assessment by Circulating Tumor DNA in Large B-cell Lymphoma.
背景:大細胞型B細胞リンパ腫(LBCL)は治癒可能であるが、治療後の残存病変は進行のリスクを示す。循環腫瘍DNA(ctDNA)を測定可能な微小残存病変(MRD)として検出することで、寛解評価が強化される可能性がある。

方法:LBCL患者におけるアントラサイクリンベースの化学療法の5つのプロスペクティブ研究からのデータを統合した。腫瘍特異的変異体を治療全体にわたって追跡し、血漿ctDNAを盲検下で解析して、標準的な反応基準とMRDを比較した。

結果:137人の患者では、ctDNA検出率が低下し、治療後のctDNAが検出可能な場合と検出不能な場合の2年無増悪生存期間(PFS)に有意差が認められた(29%対97%)。

結論:ctDNA-MRD検出は、従来の基準よりも優れた予後値を提供し、LBCL患者の臨床転帰を向上させる可能性がある。
Journal: J Clin Oncol (CiteScore 2022: 39.6)
DOI: 10.1200/JCO-25-01534
PMID: 40802906

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