再発頭頸部扁平上皮癌(SCCHN)における低用量パクリタキセルおよびシスプラチンと1日2回の分割コース同時照射の併用に関する第II相試験:NRG Oncology Radiation Therapy Oncology Group(RTOG)プロトコル9911の長期追跡調査。

原題
Phase II Study of Low-Dose Paclitaxel and Cisplatin in Combination with Split-Course Concomitant Twice-Daily Reirradiation in Recurrent Squamous Cell Carcinoma of the Head and Neck (SCCHN): Long-term follow-up of NRG Oncology Radiation Therapy Oncology Group (RTOG) Protocol 9911.
背景:以前に照射された領域における頭頸部の局所領域再発扁平上皮癌(SCCHN)および二次原発腫瘍(SPTs)は予後不良である。従来の化学療法では、生存利益は限られている。

方法:この第II相試験(NRG Oncology RTOG 9911)では、SCCHNまたはSPTsの再発が測定され、分割コースの放射線療法とシスプラチンおよびパクリタキセルの同時併用を受けた対患者。

結果:解析可能な100人の患者のうち、5年全生存率は歴史的対照より有意に改善した(3.8%から14.9%)。しかし、治療の結果、グレード4～5の毒性が顕著に発生した。

結論:高い毒性率にもかかわらず、併用治療アプローチは化学療法単独よりも良好な全生存率をもたらした。
Journal: Int J Radiat Oncol Biol Phys (CiteScore 2022: 11)
DOI: 10.1016/j.ijrobp.2025.07.1434
PMID: 40752652