原題
Advancing In Vivo Detection of T-Cell Function: Development and Preclinical Evaluation of (89)Zr-Ivuxolimab, a Human OX40 PET Tracer.
背景:癌免疫療法の有効性は大きく異なり、免疫応答を非侵襲的に評価するための高度な分子イメージング技術が必要とされている。OX40受容体(CD134)はT細胞活性化の特異的マーカーであり、免疫療法の有効性に不可欠である。
方法:本研究では、ヒトOX 40特異的放射性トレーサーであるZr-ivuxolimabを開発し、デフェロキサミン結合およびジルコニウム放射性標識によりその産生を最適化した。そのインビトロおよびインビボ特異性を、T細胞および担癌マウスを用いて評価した。
結果:Zr-ivuxolimabは、活性化T細胞への有意に大きな結合を示し、様々な組織におけるT細胞活性化の検出に成功し、PET画像およびex vivo分析によって確認された。
結論:Zr-ivuxolimabは活性化T細胞を追跡するための有望な放射性トレーサーであり、癌免疫療法に対する反応をモニタリングする際の臨床応用の可能性がある。異なる治療法にわたるその有効性を調査するためには、さらなる研究が必要である。
Journal: J Nucl Med (CiteScore 2022: 12.9)
DOI: 10.2967/jnumed.125.269799
PMID: 40707142
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