放射線療法中にTTFields(腫瘍治療照射野)を装着したGBM患者の分割間設定の不確実性の評価。

原題
Evaluation of Interfraction Setup Uncertainty of GBM Patients Wearing TTFields (tumor treating fields) during Radiotherapy.
目的:本研究は、新たに膠芽腫(GBM)と診断された患者において、放射線療法(RT)中に腫瘍治療領域(TTFields)によって導入される設定の不確実性を評価し、臨床参照のための計画標的体積(PTV)マージンを計算することを目的とした。
方法:同研究者らは、対照群とTTFields群に分けられた患者22人のコーンビームコンピュータ断層撮影(CBCT)画像を収集し、解析した。3次元ベクトルの設定誤差と大きさを評価した。
結果:TTFields群と対照群の間で縦軸に有意差が認められた。TTFields群の縦軸の位置誤差は-0.51±2.05 mmであった。
結論:RT中にTTFieldsを装着すると、特に縦軸の不確実性が増加した。TTFields患者には、安全性と有効性を高めるために、毎日の画像ガイド下RTが推奨される。非画像ガイド下RTを必要とする患者には、5 mmのPTV拡張マージンが推奨される。
DOI: 10.1016/j.prro.2023.06.006
Journal: Pract Radiat Oncol
URL: https://doi.org/10.1016/j.prro.2023.06.006
PMID: 37437806

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