原題
Talazoparib plus enzalutamide in men with metastatic castration-resistant prostate cancer: final overall survival results from the randomised, placebo-controlled, phase 3 TALAPRO-2 trial.
背景:第3相試験(TALAPRO-2)では、HRR遺伝子変異のない転移性去勢抵抗性前立腺がん患者を対象として、エンザルタミドと併用したタラゾパリブが評価され、X線画像上の無増悪生存期間(rPFS)における初期ベネフィットが示された。
方法:26ヵ国の200施設で実施された二重盲検プラセボ対照試験では、805人の男性がタラゾパリブ+エンザルタミド群またはエンザルタミド+プラセボ群に無作為に割り付けられ、生存および安全性が重要なアウトカムであった。
結果:タラゾパリブ群では、全生存期間(45.8ヵ月対37.0ヵ月)およびrPFS(33.1ヵ月対19.5ヵ月)が有意に改善したことが示された。特に、有害事象には、治療群における貧血および好中球減少の高い発生率が含まれた。
結論:タラゾパリブとエンザルタミドの併用は、転移性去勢抵抗性前立腺癌の標準的な初期治療として推奨される。
Journal: Lancet (CiteScore 2022: 133.2)
DOI: 10.1016/S0140-6736(25)00684-1
PMID: 40683290
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