小児の標準リスク髄芽腫の放射線療法に焦点を当てた系統的レビューおよびメタアナリシス:生存率を改善し、副作用を減らすための新しい戦略が必要である。

原題
A systematic review and meta-analysis with focus on radiotherapy of pediatric standard-risk medulloblastoma: New strategies are needed to improve survival and reduce side-effects.
背景:本研究では、標準リスクの小児髄芽腫(MB-SR)患者の転帰に及ぼす種々の放射線療法法の影響を検討した。

方法:1995〜2024年に治療した3〜21歳の原発性MB-SR患者について、無増悪生存期間(PFS)、全生存期間(OS)、及び頭蓋-脊髄軸と腫瘍ブーストRTの副作用に焦点を当てて、系統的レビューとメタ解析を行った。

結果:16件の研究および2002人の患者から得られたデータは、5年PFSおよびOS率がそれぞれ76.9%および83.8%であることを示し、RTを緩和し、副作用を減らす努力にもかかわらず、生存率に有意な変化はなかった。

結論:MB-SR患者の生存率を高め、副作用を最小限に抑えるためには、さらなる戦略が必要である。
Journal: Radiother Oncol (CiteScore 2022: 10.5)
DOI: 10.1016/j.radonc.2025.111045
PMID: 40652966

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