原題
Predicting acute diarrhoea in rectal cancer chemoradiotherapy: Secondary analysis of the phase III ARISTOTLE trial.
背景:ネオアジュバント化学放射線療法は局所進行直腸癌の標準であるが、急性下痢は治療完了に有意に影響する。
目的:本研究は、術前補助化学放射線療法後の急性下痢を予測し、治療を個別化するためのツールを開発することを目的とした。
方法:589人の患者を対象としたARISTOTLE第III相試験では、ロジスティック回帰を用いて、腸の放射線量および患者の特徴を含む因子に基づいて、急性下痢の2グレード以上の増加を予測した。
結果:このモデルは有望な予測能力を示した(AUROC 0.71)。イリノテカンの追加に耐えられる患者は71人、減量が必要な患者は77人であった。
結論:知見は、下痢のリスクを低下させながら直腸癌治療を個別化するための戦略的アプローチを支持する。
Journal: Radiother Oncol (CiteScore 2022: 10.5)
DOI: 10.1016/j.radonc.2025.111032
PMID: 40618901
コメント