原題
Multimodal prognostic model for de novo metastatic nasopharyngeal carcinoma after first-line immunochemotherapy.
背景:免疫化学療法はデノボ転移性鼻咽頭癌(dmNPC)の第一選択治療となっているが、生存利益の予測は依然として困難である。本研究は、治療決定の指針となる集学的データを用いて予後モデルを開発することを目的とした。
方法:この研究には、第一選択のPD-1阻害剤および化学療法薬を投与された268人の患者が登録された。MR画像および組織学的スライドからの特徴を分析して、臨床、臨床-ラジオミクス(CR)、および臨床-ラジオミクス-パソミクス(CRP)予後モデルを作成した。
結果:CRPモデルは、検証コホート全体で優れたパフォーマンスを示し、Cインデックスはそれぞれ0.823、0.787、および0.772であった。低リスク群の患者は、局所領域放射線療法の恩恵を受けた。
結論:CRPモデルは免疫化学療法後のdmNPC患者の生存を効果的に予測し、低リスク患者におけるその後の局所領域放射線療法による転帰の改善を示唆した。
Journal: Radiother Oncol (CiteScore 2022: 10.5)
DOI: 10.1016/j.radonc.2025.111010
PMID: 40609867
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