(177)Lu-PSMA-617 SPECT/CT線量測定および放射線生物学的モデルは、連続するサイクルで腫瘍と腎臓の線量比が減少することを示している。

原題
(177)Lu-PSMA-617 SPECT/CT dosimetry and radiobiological models demonstrate decreasing tumor-to-kidney dose ratio with successive cycles.
背景:本研究では、転移性去勢抵抗性前立腺癌(mCRPC)におけるLu-PSMA-617放射性リガンド療法(RLT)に対して、吸収線量(AD)、生物学的有効線量(BED)、及び2グレイ分画における同効線量(EQD2)を含む線量測定指標を評価した。

方法:20人の患者で最初の2回の治療サイクル後に連続SPECT/CT画像を実施し、腫瘍と腎臓の線量指標を計算し、腫瘍と腎臓の線量比(TKR)と線量指標と前立腺特異抗原(PSA)反応との関係に焦点を当てた。

結果:腫瘍ADはサイクル1から2に減少したが、腎臓ADは安定したままであり、TKRの有意な減少をもたらした。サイクル1の用量指標とPSA反応との間には強い相関が認められた。

結論:これらの知見は、TKRを評価する際の放射線生物学的モデルの重要性を強調し、Lu-PSMA-617 RLTの将来の投与戦略におけるそれらの統合を示唆している。
Journal: Int J Radiat Oncol Biol Phys (CiteScore 2022: 11)
DOI: 10.1016/j.ijrobp.2025.06.3869
PMID: 40582602

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