治療歴のある進行胃癌または胃食道接合部癌に対するクローディン18アイソフォーム2特異的CAR T細胞療法(satri-cel)と医師が選択した治療との比較(CT041-ST-01):無作為化非盲検第2相試験。

原題
Claudin-18 isoform 2-specific CAR T-cell therapy (satri-cel) versus treatment of physician’s choice for previously treated advanced gastric or gastro-oesophageal junction cancer (CT041-ST-01): a randomised, open-label, phase 2 trial.
背景:クローディン-18アイソフォーム2(CLDN18.2)は胃癌の治療標的である。CLDN18.2特異的CAR T細胞療法であるSatricabtagene autoleucel(satri-cel)は、進行胃癌に対する第1相試験で有望な結果を示した。本研究では、satri-celの有効性と安全性を評価する第2相ピボタル試験(CT041-ST-01)の結果を報告する。

方法:多施設試験において、難治性CLDN18.2陽性癌を有する患者を、サトリセルまたは医師選択治療(TPC)を受ける群に無作為(2:1)に割り付けた。主要エンドポイントは無増悪生存期間であった。

結果:スクリーニングを受けた患者266名のうち、156名が無作為に割り付けられた。Satri-celは、TPC(1.77ヵ月)と比較して、無増悪生存期間中央値(3.25ヵ月)の改善を示した。

結論:Satri-celは有意な有効性と管理可能な安全性を示し、進行胃癌に対する第三選択治療としての使用を支持した。
Journal: Lancet (CiteScore 2022: 133.2)
DOI: 10.1016/S0140-6736(25)00860-8
PMID: 40460847

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