第2世代のGd-Bi超小型ナノ粒子は臨床放射線療法の効果を増幅し、臨床MRIコントラストを提供する。

原題
Second Generation Gd-Bi Ultrasmall Nanoparticles Amplify the Effects of Clinical Radiation Therapy and Provide Clinical MRI Contrast.
背景:70%GdをBiで置換した新規セラノスティックス剤であるAGuIX-Biナノ粒子を、非小細胞肺癌(NSCLC)の治療における放射線量増幅とMRIコントラストの増強について評価した。

方法:LLCおよびA549 NSCLCを有するマウスをコホートに分け、10 Gyの放射線を受ける前に生理食塩水、AGuIX、またはAGuIX-Biを注射した。腫瘍増殖は、腫瘍倍加時間(TTD)として測定した。

結果:AGuIX-Bi+RTは、腫瘍増殖抑制において生理食塩水+RTおよびAGuIX+RTよりも有意に優れており、TTD中央値は160%(A549)および60%(LLC)増加した。有意な毒性は観察されなかった。

結論:AGuIX-Biナノ粒子は、MRIコントラストを維持しながら腫瘍増殖を遅延させる点でAGuIXよりも効果的であり、治療の可能性が改善されたことを示している。
Journal: Int J Radiat Oncol Biol Phys (CiteScore 2022: 11)
DOI: 10.1016/j.ijrobp.2025.04.032
PMID: 40348199

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