転移性結腸直腸癌における治療ライン全体の患者の特徴と予後因子:Aide et Recherche en Cancérologie Digestive Databaseからの分析。

原題
Characteristics of Patients and Prognostic Factors Across Treatment Lines in Metastatic Colorectal Cancer: An Analysis From the Aide et Recherche en Cancérologie Digestive Database.
背景:この研究は、治療ラインを越えた転移性結腸直腸癌患者の特徴の進化とそれらの予後への影響を調査し、最終的に全体的な予後スコア(OPS)を開発することを目的とした。

方法:全生存に焦点を当てて、48の無作為化試験からのデータを分析した。欠落したデータを帰属させ、データセットを構築セットと検証セットに分けた。コックスモデルによりリスク群が特定され、内部検証が実施された。

結果:37,560人の患者を分析し、治療ライン全体に適用できる7つの予後変数を明らかにした。OPSは患者を明確な予後を有する4群に層別化し、適切な予測能力を示した。

結論:OPSはすべての治療ラインの前に一貫して適用することができ、臨床試験における患者の層別化を助け、治療の意思決定を改善する。
Journal: J Clin Oncol (CiteScore 2022: 39.6)
DOI: 10.1200/JCO-24-01968
PMID: 40324123

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