原題
Prognostic gene expression signatures for HPV-negative head and neck squamous cell carcinoma.
背景:頭頸部扁平上皮癌(HNSCC)、特にヒトパピローマウイルス陰性の症例は、予後が悪く、放射線療法への反応が低いため、より良い予後ツールと治療戦略の必要性が強調されている。
方法:この観察コホート研究では、生存転帰を評価するために根治的放射線療法(2008〜2017年)を受けた783人のHPV陰性HNSCC患者(ステージIII-IVa/b)における遺伝子発現を分析し、遺伝子発現シグネチャーをTNM病期分類システムと比較した。
結果:172遺伝子シグネチャー(172 GS)は、TNM病期分類と比較して、全生存および無病指標に関して優れた予後精度を示した。
結論:172 GS遺伝子シグネチャーは、HPV陰性HNSCCにおけるリスク層別化および個別化治療計画の改善を促進し、臨床試験におけるさらなる研究を保証する。
Journal: Radiother Oncol (CiteScore 2022: 10.5)
DOI: 10.1016/j.radonc.2025.110900
PMID: 40252811
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