原題
Copenhagen Prospective Personalized Oncology (CoPPO) – Impact of comprehensive genomic profiling in more than 2000 patients in a Phase I setting.
背景:本研究では、コペンハーゲンのRigshospitaletで進行した固形腫瘍を有する2,000人以上の患者における約10年間のゲノムプロファイリングの効果を調べ、癌治療における標的療法の有望性を実証した。
方法:1件のプロスペクティブ単一施設研究では、ゲノム配列決定のために新鮮なまたは保存された腫瘍サンプルを利用して、進行がん患者を登録した。集学的腫瘍委員会は、ESMOスケールに基づいて実施可能な変化を分類し、治療レジメンをゲノムプロファイルに一致させた。
結果:登録された2,147人の患者のうち、1,866人がゲノムプロファイルを有し、1,062人(57%)が実行可能な標的を発見した。256人の患者で標的療法が開始され、全奏効率は25%であった。
結論:ゲノムプロファイリングは、実行可能な標的を効果的に同定し、標的療法の割り当てを容易にし、最終的に患者の転帰を改善する。
Journal: Ann Oncol (CiteScore 2022: 63)
DOI: 10.1016/j.annonc.2025.04.004
PMID: 40246201
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