原題
Factors Associated with Radiation Necrosis and Intracranial Control in Patients Treated with Immune Checkpoint Inhibitors and Stereotactic Radiotherapy.
背景:免疫チェックポイント阻害薬(ICI)と定位放射線治療(SRS/SRT)を用いた併用療法は、ある種の癌に対する有効性を高めると同時に、毒性を増大させる可能性がある。
方法:本研究では,2013年から2021年の間にICIおよびSRS/SRTで治療した肺癌,腎細胞癌またはメラノーマの患者179名を対象に,局所不全(LF)およびグレード2+放射線壊死に影響する因子を分析した。
結果:G2+放射線壊死の発生率の増加は、50%以上のPD-L1発現と有意に関連していた。さらに、ICIが放射線の1か月以内に投与された場合、LF率は低くなった。
結論:PD-L1発現は放射線壊死のリスクを高める可能性がある。しかし、ICIとSRS/SRTを併用した治療は一般に安全であり、同時に投与すれば局所制御を改善する可能性がある。
Journal: Radiother Oncol (CiteScore 2022: 10.5)
DOI: 10.1016/j.radonc.2023.109920
PMID: 37769968
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