原題
Development and Validation of an Artificial Intelligence Digital Pathology Biomarker to Predict Benefit of Long-Term Hormonal Therapy and Radiotherapy in Men With High-Risk Prostate Cancer Across Multiple Phase III Trials.
背景:長期アンドロゲン除去療法(ADT)は放射線治療(RT)による高リスク限局性前立腺癌(PCa)の生存率を改善するが、ADT期間を最適化するためには予測バイオマーカーが必要である。
方法:デジタル前立腺生検画像およびいくつかのランダム化試験から得られた臨床データを用いて、遠隔転移(DM)に対する長期ADTと短期ADTの有益性を予測するマルチモーダル人工知能(MMAI)由来のバイオマーカーが開発された。検証は7番目の試験で行われた。
結果:検証コホート(追跡期間中央値、17.2年)では、LT-ADTはDMを26%から17%に有意に減少させた。MMAI陽性男性のみがLT-ADTによるアウトカムの改善を示した。
結論:MMAIモデルは、高リスクPCaにおけるADT期間の指針となる最初に検証されたバイオマーカーであり、男性の1/3をADT関連の罹病期間の延長から救う可能性がある。
Journal: J Clin Oncol (CiteScore 2022: 39.6)
DOI: 10.1200/JCO.24.00365
PMID: 40239134
コメント