びまん性内在性橋グリオーマおよびびまん性正中グリオーマの小児に対する再照射。

原題
Re-irradiation for children with diffuse intrinsic pontine glioma and diffuse midline glioma.
背景:び漫性内在性橋神経こう腫(DIPG)とび漫性正中神経こう腫(DMG)は治療不可能な脳腫瘍である。この研究では、再照射(RT2)が罹患した小児の生存に及ぼす影響を評価する。

方法:以前にDIPG/DMGに対して最初の分割光子放射線療法(RT1)で治療された18歳未満の118人の小児の後ろ向きレビューでは、RT2を受けた小児と受けなかった小児を比較し、再発およびRT2開始からの全生存(OS)を分析した。

結果:RT2を受けた39人では、6か月OSは66%であったのに対し、受けなかった人では22%であった。生存期間中央値は、RT2で6.9か月、RT1のみで2.7か月であった。

結論:再照射は再発DIPG/DMG患者の生存と神経機能を有意に改善し、RT2に対するより良い患者層別化の必要性を示した。
Journal: Radiother Oncol (CiteScore 2022: 10.5)
DOI: 10.1016/j.radonc.2025.110865
PMID: 40139463

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