急性呼吸窮迫症候群における吸入鎮静:SESAR無作為化臨床試験。

原題
Inhaled Sedation in Acute Respiratory Distress Syndrome: The SESAR Randomized Clinical Trial.
背景:本研究では、急性呼吸窮迫症候群(ARDS)の機械的に換気された成人における鎮静のための吸入セボフルラン対静脈内プロポフォールの有効性と安全性を調査する。

方法:第3相無作為化臨床試験では、2020年5月から2023年10月にかけて、フランスの37の集中治療室で、早期の中等度から重度のARDSを有する成人687人を登録し、最長7日間の吸入セボフルランと静脈内プロポフォールを比較した。

結果:セボフルランは、プロポフォール(55.7%)と比較して、人工呼吸器を使用しない日数が少なく(0.0)、90日生存率が低かった(47.1%)。セボフルランは7日死亡率の上昇とも関連していた。

結論:ARDS患者では、吸入セボフルランは静脈内プロポフォールと比較して転帰不良と関連している。
Journal: JAMA (CiteScore 2022: 45.4)
DOI: 10.1001/jama.2025.3169
PMID: 40098564

コメント

タイトルとURLをコピーしました