原題
Delphi consensus-based recommendations of tools and outcomes for the assessment of radiation dermatitis severity.
背景:急性放射線皮膚炎(ARD)はガンに対する放射線治療の一般的な副作用であり、臨床試験間で一貫性のない評価ツールが比較可能性に影響を及ぼす。
方法:2ラウンドのデルファイコンセンサス調査には30人の専門家が参加し、第1ラウンドと第2ラウンドの完了率はそれぞれ80%と92%であった。この調査では、32の評価ツールと、ARDの重症度に関連する11の主要なアウトカムが評価された。
結果:専門家は、ARD評価に4つの評価ツール(RTOG、CTCAE、RISRAS、Skindex-16)および8つのアウトカム(例、湿性落屑、疼痛)を推奨した。既存のツールは、皮膚の種類を超えて効果的に使用するために修正を必要とする。
結論:ARD重症度評価の標準化は不可欠であり、現在の限界を克服するための包括的なツールの将来の開発が求められている。
Journal: Radiother Oncol (CiteScore 2022: 10.5)
DOI: 10.1016/j.radonc.2025.110846
PMID: 40086472
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