原題
Effectiveness of personalized open-face mask combined with styrofoam fixation in radiotherapy treatment of head and neck cancers: a prospective randomized controlled trial.
背景:本研究は、放射線療法を受けている頭頚部癌患者に対して、発泡スチロール固定と組み合わせた個人用オープンフェイスマスクを用いた新しい固定技術を評価することを目的とした。それは、位置決め精度の改善、患者の快適さ、および不安と抑うつの軽減に焦点を当てた。
方法:106人の患者を対象とした無作為化対照試験では、新しいアプローチと従来のクローズドフェイスマスクを比較した。毎週のコーンビームCTスキャンで設定ミスを評価し、患者の快適さと不安/抑うつ状態のレベルは特定の質問票を用いて測定した。
結果:Y方向を除いて、位置決め精度に有意差はなかった。オープンフェイスマスクを装着した患者は、有意に高い快適レベルを報告した。
結論:パーソナライズされたオープンフェイスマスクは、位置決め精度を損なうことなく患者の快適さを高め、頭頸部放射線療法の臨床的可能性を示唆している。
Journal: Radiat Oncol (CiteScore 2022: 6.6)
DOI: 10.1186/s13014-025-02609-8
PMID: 40069741
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