早期トリプルネガティブ乳癌に対する術前補助療法としてのカルボプラチンおよびパクリタキセルとニボルマブの併用のタイミング(BCT1902/IBCSG 61-20;Neo-N):非比較非盲検ランダム化第2相試験。

原題
Timing of nivolumab with neoadjuvant carboplatin and paclitaxel for early triple-negative breast cancer (BCT1902/IBCSG 61-20; Neo-N): a non-comparative, open-label, randomised, phase 2 trial.
背景:早期トリプルネガティブ乳癌における術前補助療法とPD-1阻害薬の最適なタイミングは依然として不明である。本研究では、術前補助療法としてニボルマブと化学療法を併用する2つのスケジュールについて検討する。

方法:第2相試験では、適格な被験者110人を、導入レジメンまたはニボルマブとカルボプラチンおよびパクリタキセルの同時レジメンのいずれかに無作為に割り付けた。主要評価項目は、術後の病理学的完全奏効(ypT0/Tis ypN0)とした。

結果:分析可能な108人の患者のうち、完全奏効率は導入群で51%、同時群で55%であった。重篤な有害事象は同時群の方が多かった。

結論:導入療法の利点は認められなかったが、高い奏効率は治療における非アントラサイクリンレジメンを支持している。さらなる試験が必要である。
Journal: Lancet Oncol (CiteScore 2022: 62)
DOI: 10.1016/S1470-2045(24)00757-5
PMID: 40049198

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